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ポスティングに必要な枚数はどれくらい?効果を知る方法や配布目安を紹介


ポスティングは、自社の商材を地域のターゲット層に知ってもらうための有効な手段の一つです。ポスティングされたチラシを見て反応をくれるユーザーを、少しでも多く獲得することが収益アップへの近道です。
そこで本記事では、ポスティングの際に必要な枚数はどれくらいかを解説します。
配布枚数を確定する方法や、効果的なポスティングをするためのコツや注意点についても紹介するので、ポスティングでのマーケティングを検討中の担当者の方は、ぜひ参考にしてください。


目次[非表示]

  1. 1.ポスティングの枚数について
    1. 1.1.一般的なポスティングの枚数
    2. 1.2.一人あたりが配れる平均枚数
    3. 1.3.1000枚ポスティングをするために必要な時間
  2. 2.ポスティングの枚数を確定させる方法
    1. 2.1.ターゲットにしているエリアの世帯数を調べる
    2. 2.2.予算と費用対効果のバランスを考える
    3. 2.3.地域ごとの特性を知っておく
  3. 3.ポスティングの枚数を増やす方法
    1. 3.1.配布条件を見直す
    2. 3.2.人員を増やす
  4. 4.ポスティングを行うタイミングと目安
    1. 4.1.ポスティングは週1程度で繰り返し行う
    2. 4.2.週末に配ることで購買意欲を高める
  5. 5.ポスティング配布枚数の効果測定
    1. 5.1.反応率の計測方法
    2. 5.2.分析と効果測定
  6. 6.ポスティングを実施する際の注意点
    1. 6.1.配るタイミングに注意する
    2. 6.2.ポスティングには配布禁止物件がある
    3. 6.3.自社で大量の枚数をこなすことは難しい
    4. 6.4.エリアマーケティングの知識が必須
  7. 7.ポスティングを実施するなら外注がおすすめ
  8. 8.ポスティングに関することならエリアインテグレーションにお任せください
  9. 9.まとめ


ポスティングの枚数について

実際にポスティングする枚数について、以下の観点から説明します。

  • 一般的なポスティングの枚数
  • 一人あたりが配れる平均枚数
  • 1000枚ポスティングをするために必要な時間

ポスティングの枚数に関しておさえておきたい点は、エリアや配布スタッフによって配布できる枚数はさまざまである点です。
ポスティングできる枚数の平均や相場は、あくまで目安としてイメージするにとどめておきましょう。


一般的なポスティングの枚数

一般的にポスティングされるチラシの枚数は、業種や地域、ポスティングスタッフの人数によってさまざまです。
たとえば、飲食店や子ども向けの習い事教室などを比較的商圏の狭い地域で配布する場合、5000枚~1万枚が相場だと言われています。
一方、美容室や進学塾、接骨院や不動産などは、飲食店などと比べると商圏が広くなるため、1万枚~2万枚が相場と見ることができます。
これらの枚数はあくまで目安ですが、実際の規模感をイメージしておくとよいでしょう。


一人あたりが配れる平均枚数

一人でポスティングをした場合、一般的に配れる平均枚数は1日300枚~1000枚、1時間50枚~200枚と言われています。このように平均枚数の幅が広くなる理由は、配布する人によって大きく差が出るためです。
たとえば、ポスティングに慣れている人であれば短時間に多くの枚数を配布することが可能です。しかし、未経験者や始めたばかりの人は1枚配るにも時間がかかるため、合計の配布枚数も少なくなるでしょう。
また、住宅地が密集している地域や部屋数の多いマンションがある地域は移動距離が短く、一人でもたくさんのチラシを配布できます。
一方、世帯数の少ない地域では、1軒1軒の移動距離が長く配布に時間がかかるため、配布できる数は少なくなります。


1000枚ポスティングをするために必要な時間

ポスティングで1人が1日1000枚を配布するためには、どれくらいの時間が必要なのでしょうか。
たとえば、家やマンションなどが密集しているエリアで、1時間に200枚ほど配れるとすると、約5時間あれば配ることができる計算になります。ポスティングに慣れていて1時間で300枚ほど配れる人なら、3時間と少しで1000枚配布し終わるでしょう。
しかし、建物の少ないエリアや、ポスティングに慣れていない人で1時間に50枚しか配れない場合、1000枚配るには20時間もの時間が必要という計算になります。
このように、1000枚をポスティングするのに必要な時間は、配布エリアの環境や配布する人のスキルに左右されるのです。


ポスティングの枚数を確定させる方法

ポスティングを始めるにあたっては、最初に枚数を確定する必要があります。
枚数を決める方法は、主に次のとおりです。

  • ターゲットにしているエリアの世帯数を調べる
  • 予算と費用対効果のバランスを考える
  • 地域ごとの特性を知っておく

以下の項目では、上記3つの方法について詳しく説明します。ポスティングを効率よく実施し、宣伝効果を上げるためには、ターゲットとなる地域の特性をよく調査した上で、枚数を確定することが大切です。


ターゲットにしているエリアの世帯数を調べる

まずは、自社がターゲットにしたいエリアに、どれくらいの世帯数があるか調べましょう。調査結果の数によってポスティングできる枚数を絞ります。
世帯数は、総務省の国勢調査や地域情報サービスを通して調査できる他、役所の住民基本台帳や自治体のデータベースでも調査可能です。ただし、データ上は世帯数に含まれていても、実際は空き家や引越済みの世帯もあります。データ上の世帯数はおおよそのものとして捉えておきましょう。
また、マンションなどの集合住宅も、「ポスティング厳禁」「警察に通報」などの記載表出をしている配布不可物件ではないかを事前に調査し、枚数を絞って無駄をなくすことが大切です。


予算と費用対効果のバランスを考える

ポスティングでは、予算に見合った効果が得られているかを分析する必要があります。なぜなら、多くの予算を使ったにもかかわらず反響率が低く収益につながらなければ赤字になってしまうからです。
ポスティングにかかる費用は、主にチラシの印刷代とポスティング業者への委託料の2つです。
委託料は、配布エリアやチラシの種類などによって変動します。よって、始めは複数の業者に相見積もりをとり、予算と費用対効果のバランスをふまえて比較検討しましょう。


地域ごとの特性を知っておく

ポスティング枚数は、地域の世帯数や距離に大きく左右されます。そこで、配布したい地域にターゲット層がどれくらい居住しているか、戸建てとマンションのどちらが多いか、建物がどれくらい密集あるいは離れているのかなどの特性を熟知することが大切です。
また、ターゲット層が多く住宅密集地であっても、戸建比率が高いエリアでは配布効率が落ちる上、中には「チラシ投函禁止」の住宅も多くあります。戸建密集地域やチラシ投函を拒否している住宅が多いと、いくら住宅密集地であっても配布枚数は減ることに注意しましょう。


ポスティングの枚数を増やす方法

ポスティングの枚数を増やす方法

ポスティングでは予算と費用対効果のバランスを考えつつ、できるだけ多くの枚数を配布した方が反響率がアップしやすいです。
もっとも、ただやみくもに配布すればいいというものではありません。ポスティング枚数を増やすためにやるべきことは、主に次の2つです。

  • 配布条件を見直す
  • 人員を増やす

以下では、上記2つについて詳しく説明します。自社のターゲット層や予算に合わせて取り入れてみてください。


配布条件を見直す

ポスティングの枚数を増やしたいからといって、ターゲットを絞らずに広くポスティングするのはあまり効率的ではありません。
できるだけ多く配布したいのであれば、まずは配布条件を見直し、より高い反響率を見込めるターゲット層に絞ることが大切です。
たとえば、一戸建てではなく家族世帯が多く住む集合住宅にターゲットを絞れば、一度に多くの世帯にポスティングできるため、配布枚数が増えます。
また、自社の商品やサービス内容のニーズに合うターゲットが多く住むエリアに絞ることも大切です。たとえば、学習塾のチラシであれば、高齢者の多い地域ではなく子どもを持つ家族世帯が多い地域に絞ることで、反響率のアップにつながります。


人員を増やす

ポスティングする人員を増やせば、その分多くのチラシを配布できます。
また、人員が増えることで1人1人の負担が減るので、1人あたりの配布枚数もアップします。したがって、人員を増やすことは配布枚数増加につながるだけでなく、効率の良いポスティングにもつながるのです。
ただし、人員が増えればその分人件費がかかる点には注意が必要です。予算と費用対効果、各スタッフの負担のバランスをふまえて、最適な人員配置をしましょう。
どれくらいの人員を割り当てればよいか分からない場合は、ポスティング会社に委託するのも一つの有用な手段です。


ポスティングを行うタイミングと目安

ポスティングを効率的に行うためには、配布のタイミングや頻度を工夫する必要があります。
一般的に、効率のよいポスティングのためのコツは次のとおりです。

  • ポスティングは週1程度で繰り返し行う
  • 週末に配ることで購買意欲を高める

以下の項目では、上記2つについて詳しく説明します。この2つの基本ポイントをおさえた上で複数のパターンを試し、自社に合った効率的なタイミングを見つけていきましょう。


ポスティングは週1程度で繰り返し行う

ポスティングは、週1回の頻度で繰り返し行うのがおすすめです。なぜなら、ポスティングは何回も繰り返し行うことで認知度がアップするからです。
たった一度の配布だけで自社の商品やサービスを覚えてもらうのはかなり困難といえます。よって、定期的にポスティングすることでターゲットに印象付ける必要があります。
また、一度ポスティングしただけではチラシを見ずに捨てられてしまう可能性が高いです。一方、週1程度で繰り返しポスティングすればチラシを見てもらうチャンスが増えます。
したがって、ポスティングは繰り返し行う必要があるのです。


週末に配ることで購買意欲を高める

ポスティングは、週末に行うことで顧客の購買意欲を高めやすくなります。なぜなら、平日よりも金曜の夜や土日の方が「どこかに行きたい」「ゆっくり美味しいものを食べたい」と考えやすく、購買意欲は高まる傾向にあるからです。
顧客の購買意欲が高まったところでチラシを配布すれば、反響率アップにつながりやすくなります。
一方、週末は他の業者もポスティングを行うことが多いため、競争率が高まるのも事実です。地域や自社のサービス内容によっては、平日の方が効率的な場合もあります。
したがって、効果的なタイミングについては複数のパターンを実施した上で反響率を調査し、反響が最も多かった曜日に集中的にポスティングするとよいでしょう。


ポスティング配布枚数の効果測定

ポスティングを実施した後は、配布枚数に対する効果測定を行いましょう。配布枚数に対してどれくらいのレスポンスがあったかを測定することは、効果的なポスティング案を練るために必要です。
効果測定の際は、以下の2点をおさえておきましょう。

  • 反応率の計測方法
  • 分析と効果測定

以下では、上記2点について詳しく説明します。効果測定の結果があまりよくなかった場合は、原因を分析し、次のポスティングに活かすことが大切です。


反応率の計測方法

ポスティング後は、反応率の計測を行いましょう。反応率とは、配布したチラシの数のうち、問い合わせをした、来店した、申し込みをしたなどの反応をした顧客がどれくらいの割合だったかを示す数値です。
計算式は「反響のあった数÷配布数×100」で求められます。
反応率の相場は、一般的に0.1%~0.3%ほどと言われています。実際は業種やエリア、商材によって変わりますが、0.1%~0.3%を超えれば反響が高かったと見ることが可能です。
下回った場合は、原因を分析し、効果的なポスティング方法を見直す必要があります。


分析と効果測定

反応率の計測とともに、ポスティングした日時や配布部数、配布エリア、チラシの内容などのデータをもとに、顧客からどれくらいの反応があったかを調査しましょう。そうすることで、効率的にポスティングできるエリアや方法を分析することができます。
顧客がチラシを見た上で反応したかどうか調査するには、チラシに「ご来店の際はチラシを見たと一言お伝えください」と記載する、来店時に「何で当店を知ったか」とアンケート調査をする、チラシにクーポンを付けるなどすると分かりやすいです。
調査できたら、反応が多かったエリアや配布時間帯などを分析し、次のポスティングに活かしましょう。


ポスティングを実施する際の注意点

ポスティングを実施する際の注意点

ポスティングの実施には、気を付けるべき注意点もいくつかあります。主なものは以下のとおりです。

  • 配るタイミングに注意する
  • ポスティングには配布禁止物件がある
  • 自社で大量の枚数をこなすことは難しい
  • エリアマーケティングの知識が必須

以下では、上記4つの注意点について詳しく説明します。これらの注意点を守らないと、ポスティングの効率低下につながりかねないので、しっかりおさえておきましょう。


配るタイミングに注意する

効果的なポスティングができるかどうかは、配布のタイミングによっても大きく左右されます。
一般的には、顧客の購買意欲が高まるといわれる週末にポスティングするのが効果的です。
一方で、週末は他企業や他店舗のポスティングが集中しやすいタイミングでもあります。そのため、自社のチラシが埋もれてしまい、目を通してもらいにくくなる可能性があります。
ポスティングに効果的なタイミングは、エリアや世帯数、競合他社の数などで変わるため、複数パターンを実施して効果測定することが大切です。


ポスティングには配布禁止物件がある

ポスティングの際は、配布禁止物件のポストに投函しないよう気を付けましょう。
住宅の中には、ポストや玄関に「チラシお断り」「ポスティング禁止」などと表示し、明確にポスティングを禁止している物件があります。
配布禁止物件に誤ってチラシを投函してしまうと、自社の印象を悪くすることにつながります。また、クレームが入ったり、最悪の場合トラブルの原因にもなりかねません。
したがって、配布禁止物件にはポスティングすることのないよう注意することが大切です。
以前はポスティングできた物件でも、新たに配布禁止物件となることもあるので気を付けましょう。


自社で大量の枚数をこなすことは難しい

大量のチラシをポスティングするとなると、それだけ多くの人員が必要になります。
自社のみで多くの人員を確保することは困難な場合も多いでしょう。
また、予算と費用対効果のバランスをとりつつ、適切な人員を割り当て、効率よくポスティングするためには、ポスティングについての経験や知識が求められます。
ポスティングの経験が乏しかったり、新規エリアを開拓したばかりだったりなどの場合、自社だけで大量のポスティングを成功させるのは難しい可能性もあります。


エリアマーケティングの知識が必須

効率的かつ効果的なポスティングを実施するためには、エリアマーケティングに関する知識や経験、スキルが必須です。
ポスティングにおいては、チラシのデザインや内容、ターゲット層とエリアの確定、枚数の確定、人員確保・配置など、クリアしなければならない工程は多くあります。また、ポスティング後の分析や効果測定にもエリアマーケティングの知識が必要です。
こうした工程を一つずつクリアせずにポスティングを行うと、せっかく大量のチラシを配布しても思ったより反応が得られず、徒労に終わる可能性が高いです。また、赤字を出すことにもなりかねません。
したがって、ポスティングを行う際はしっかりしたエリアマーケティングの知識を有する人材が必要不可欠なのです。

エリアマーケティングについて、さらに詳しくは以下の記事を参照ください。
エリアマーケティングとは?分析手法や手順、ポイントなど解説


ポスティングを実施するなら外注がおすすめ

ポスティングを実施するなら、専門業者に外注し、業務を委託するのがおすすめです。なぜなら、専門業者であれば、エリアマーケティングに関する高度な知識とスキルを有したスタッフが、豊富な経験を活かして依頼主に合ったポスティングを提案・実施してくれるからです。
また、専門業者であれば、ポスティング後の分析や効果測定にも慣れているので、さらに効果的なポスティング戦略を立案してくれます。
自社のみでポスティングを実施し、多くの時間と労力をかけるよりも、外注してプロに任せた方が効率的・効果的なポスティングが実現できるでしょう。


ポスティングに関することならエリアインテグレーションにお任せください

ポスティングの実施を検討しているなら、ぜひ有限責任事業組合エリアインテグレーションにお任せください。
エリアインテグレーションは、ポスティングをはじめとしたエリアマーケティングに関わる業務をワンストップでサポートしています。店舗の商圏分析、競合店の分析、エリア販促プロモーションの配布プランニングから実施まで、最適な方法を分析し、実践していきます。
また、エリアインテグレーションは47都道府県すべてのエリアをカバーしています。10年余の歳月をかけて作り上げた独自ネットワークにより、効率的かつ効果的なポスティングが可能です。
エリアマーケティングに関する幅広い知見と経験を活かしたサポートを続け、これまで300社以上のお客様からご好評をいただいています。


まとめ

ポスティングに必要な枚数は、相場をベースに、自社がターゲットとするエリアや周辺環境、予算とのバランスをふまえつつ、適正な枚数を確定することが大切です。
また、ポスティングの効果を上げるためには、配布のタイミングや頻度を複数パターン実施し、効果測定を行い、最適なパターンを導き出すことが不可欠です。
これらすべてを自社で行うには、エリアマーケティングに関する知識やスキルが備わった人材が必要であり、また、多大な時間と労力を要します。
「ポスティングを始めたいがやり方がよく分からない」「成功へのパターンが分析できない」とお悩みでしたら、ぜひエリアインテグレーションにご相談ください。
47都道府県に持つ独自ネットワークと豊富な経験によるノウハウを活かし、依頼主のポスティングをワンストップでサポートし、反響率アップと収益向上に貢献します。