ポスティングにおすすめの時間帯・曜日は?ターゲットごとに紹介
ポスティング施策を実施する際に、配布する時間帯や曜日が効果に影響するのかが気になるという方は多いでしょう。
この記事では、時間帯・曜日ごとのポスティングの効果の違いや注意点、時間帯・曜日以外でポスティング効果を高める方法などを詳しく解説していきます。ポスティングの時間・曜日ごとの効果の違いを知りたい、ポスティングで高い効果を得たいという方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次[非表示]
- 1.ポスティングにおすすめとされている時間帯
- 2.ポスティングの曜日ごとの特徴
- 3.実際に曜日・時間ごとにポスティングの反響率に変化はある?
- 4.他の広告手法の曜日・時間ごとの傾向
- 4.1.新聞折込チラシの曜日ごとの効果
- 4.2.デジタル広告
- 5.ポスティングを行う曜日・時間に関する注意点
- 6.早朝のポスティングで気をつけるべきポイント
- 6.1.明るい服装でポスティングをする
- 6.2.懐中電灯を持ってポスティングをする
- 6.3.敷地内には侵入しないようにする
- 7.ポスティングで重要なのは曜日・時間よりも配布完了日
- 8.曜日・時間帯以外でポスティング効果を高める方法は?
- 8.1.ターゲット選定を詳細に行う
- 8.2.ポスティングの頻度を意識する
- 8.3.配布後のデータを収集する
- 9.ポスティング業者選びにお悩みならエリアインテグレーションへ相談
- 10.まとめ
ポスティングにおすすめとされている時間帯
ポスティングでは、ターゲットが郵便受けを確認する時間帯やチラシをじっくり読んでもらいやすい時間帯を狙うことで閲覧率のアップが期待できるとして、特定の時間帯に配布を行う方もいます。
おすすめとされている時間帯 |
おすすめされている理由 |
特に多いのは午前〜13時 |
朝刊や夕方の折込チラシとタイミングが被らない |
ファミリー層向けなら14時〜16時 |
買い物やパート、お子さんの送り迎えから帰ってくる主婦・主夫が多い時間帯なので反応してもらいやすい |
高齢者層向けなら午前 |
朝から行動する高齢者も多いため、買い物帰りにポストを確認した際に見てもらえる可能性が高い |
単身者層向けなら18〜20時 |
単身者は朝よりも夜のほうが余裕があるケースが多く、ポストを確認するのも仕事帰りのほうが多い |
ただし、チラシを確認する時間は家庭によって異なるため、これらの時間帯に合わせて配布をすることで高い効果が得られるとは限りません。また、時間帯指定で配布を受けているポスティング業者は基本的にないので、特定の時間帯を狙って配布をする場合は自社で行う必要があるという点に注意してください。
ポスティングの曜日ごとの特徴
一般的には、社会人や主婦、学生、高齢者など、属性ごとに生活リズムが異なるため、狙うターゲットによってポスティングを行う曜日を変えるのも効果的とされています。ここでは、各曜日の特徴をまとめました。
曜日 |
特徴 |
月曜日 |
新聞折込チラシは月曜日に少なくなる傾向があります。比較的新聞を購読している割合が高い高齢者層向けにチラシを配布するのにおすすめとされています。 |
火曜日・水曜日 |
木曜日から日曜日にかけては、レジャーや週末セール系のチラシが多くなるため、火曜日・水曜日は比較的落ち着いているタイミングです。ドラッグストアや塾、習い事などのチラシを配布するのにおすすめとされています。 |
木曜日・金曜日 |
週末の予定が決まり始める前にアピールするために、週末のセールやイベント関係の告知をするタイミングとしておすすめされています。 |
土曜日 |
休日でチラシをじっくり見てもらいやすく、週末に行動してもらいやすいとされている曜日です。さまざまなジャンルのチラシが配布される曜日でもあるので、他のチラシに埋もれてしまいやすい点に注意です。 |
日曜日 |
じっくり読んでもらえるという利点がある曜日です。広報誌などの読み物、車や求人広告などの検討に時間がかかる商材のチラシを配布するのに適しているとされています。 |
実際に曜日・時間ごとにポスティングの反響率に変化はある?
結論から言うと、配布する曜日や時間帯によって反響率に差が出るという明確なデータは現在確認されていません。
ポスティングは、各家庭の郵便ポストにチラシを投函する宣伝方法なので、住民が自宅の郵便ポストを開けて、チラシを確認してもらって初めて告知媒体として成立します。チラシを見てもらうタイミングは、あくまで住民の生活習慣がベースになるため、狙った曜日や時間帯通りにいくとは限らないのです。
ただし、明確なデータはないものの、時間帯や曜日によって傾向があるケースはあるので、効果検証を続けて最適なタイミングを掴むのが重要です。
他の広告手法の曜日・時間ごとの傾向
ポスティング以外の広告手法でも、曜日や時間ごとの傾向があると言われています。ここでは、新聞折込チラシとデジタル広告の傾向を見ていきましょう。
新聞折込チラシの曜日ごとの効果
新聞折込チラシは、一般に土曜日がもっとも配布数が多く、効果が高い傾向にあるようです。理由はポスティングと同様で、時間のある休日はじっくりとチラシを見てもらいやすい、休日なのですぐに行動できることが挙げられます。
また、業種によっても効果のある曜日の傾向は異なります。例えば、家電量販店などは土曜日の配布が効果的とされていて、携帯ショップや自動車販売店も金曜から土曜日にかけての週末に広告を出稿する企業が多い傾向です。
しかし一方で、百貨店は火曜日や水曜日の配布が効果的とされています。このように、新聞折込チラシは業種によって効果が出る曜日が異なる広告手法となっているのです。
デジタル広告
デジタル広告は、スマートフォンやパソコンでサイトを閲覧する人に向けて発信する広告のことです。ポスティングや新聞折込チラシと違い、リアルタイムで画面に表示して告知することができるため、曜日だけではなく時間帯も重要になります。
例えば、単身者向けのサービスでは、仕事や学校が終わる夕方以降の時間帯に配信をすると効果が出やすいと言われています。
また、主婦層向けにデリバリー関連のサービスの告知をしたい場合は、お店の繁忙時間帯を避けた14時~16時にセールの告知をするのもおすすめです。このように、ターゲットの生活習慣を考えた時間帯別の施策が効果を発揮します。
ポスティングを行う曜日・時間に関する注意点
ポスティングをする曜日や時間帯によって反響率に差が出るというデータは存在していないと解説しましたが、早朝に配布を行うと新聞の上に投函されるので、部屋に持ち帰ってもらいやすいというメリットがあります。
ただし、早朝のポスティングは不審者と勘違いされてトラブルに発展する可能性もあるので注意してください。特に、冬は日が出るのが遅く早朝でも暗い場合があるので、暗い服は避ける、懐中電灯などの灯りを持ち歩くなどの工夫をすると良いです。
また、新聞の朝刊のタイミングと被ることで郵便受けにチラシを入れにくくなっている住宅もあります。チラシが入りそうにない場合は無理に投函しないようにするといった注意も必要です。
早朝のポスティングで気をつけるべきポイント
早朝にポスティングをするメリットデメリットや注意点について触れましたが、ここでは早朝にポスティングを行う際の注意点をより詳しく解説していきます。もし自社で配布をする際に早朝に行う必要がある場合は、次の点に気をつけましょう。
- 明るい服装でポスティングをする
- 懐中電灯を持ってポスティングをする
- 敷地内には侵入しないようにする
それぞれのポイントを解説していきます。
明るい服装でポスティングをする
早朝は日が出ていない時間帯なので、暗い服装で出歩いていると自転車や自動車から見えにくく、交通事故の危険性が高まります。また、全身真っ黒の服装だと不審者に間違われやすいため、「家の周りをうろついている不審者がいる」などと警察に通報されてしまうリスクもあるでしょう。
暗い時間帯にポスティングを行う場合は、なるべく明るい色の服を着るようにしてください。
懐中電灯を持ってポスティングをする
懐中電灯やスマホのライトで周囲を照らしながらポスティングを行うことで、自転車や自動車から視認されやすく、交通事故を防ぐことができます。
また、懐中電灯があると郵便ポストの名前を確認しやすいので、配布禁止リストの名前や配布禁止の表記を見逃さず、トラブルになるリスクを軽減できます。クレームのリスクを減らすためにも、暗い時間帯のポスティングでは必ず懐中電灯を持ちましょう。
敷地内には侵入しないようにする
早朝の配布に限った話ではありませんが、敷地内にポストがある家に投函しようとして侵入すると、住居侵入罪で通報されてしまうことがあります。辺りが暗い早朝は特に敷地内外の境目が分かりにくいこともあるので、確実に敷地外と分かる住宅にだけポスティングを行うのが重要です。
ポスティングで重要なのは曜日・時間よりも配布完了日
ここまで、ポスティングにおける曜日や時間帯別の傾向を紹介してきました。一方で、曜日や時間帯という切り口よりも大切と言われているのが、実は「配布完了日」です。ここでは配布完了日のポイントを解説していきます。
開催日の何日前に配布を完了させるかがポイント
キャンペーンやイベントの場合、開催日の何日か前に配布を完了することで足を運んでもらいやすくなります。
例えば、車などの高額商材のイベントであれば検討期間が必要になるので、イベント開始直前よりも、少し余裕を見て配布を完了させたほうが良いでしょう。また、季節のイベントなどでお祭り感を演出したい場合は、他社と重複してでも短期間で集中的に配布を実施したほうが良いこともあります。
このように、曜日や時間よりも配布完了日を意識することで効果が高まる場合も多いので、時間帯や曜日よりも配布完了日を意識するようにしましょう。
定期的なポスティングは配布完了日の曜日を固定するのも効果的
毎週必ず開催される定例的なイベントやキャンペーン告知については、開催日に合わせて配布が完了するように配布曜日を固定するのもおすすめです。曜日を固定して配布することで印象に残りやすくなり、サービスが気になっている人やファン層から、期待感や好意を持ってもらうことができるでしょう。
曜日・時間帯以外でポスティング効果を高める方法は?
ここからは、曜日や時間帯、配布完了日といった「時間」の軸の他に、ポスティング効果を高めるポイントについて解説していきます。
- ターゲット選定を詳細に行う
- ポスティングの頻度を意識する
- 配布後のデータを収集する
ポスティングを行う際の参考にしてみてください。
ターゲット選定を詳細に行う
ポスティングに限らずマーケティング全般に言えることですが、広告を出稿する際には商材をアピールしたいターゲットをしっかり選定することが重要です。ターゲットを定めることで、生活習慣を分析して配布タイミングを考えたり、どんなデザインのチラシなら目に留めてもらいやすいかを考えたりしやすくなります。
また、ターゲット層が多く住んでいるエリアを特定して、集中的に告知を行うことで、ポスティングの費用対効果を最大限に高めることが可能になるでしょう。
ポスティングの頻度を意識する
ポスティングは、一度実施しただけで効果が得られるわけではありません。何度も目に触れるものには好意を持つ「単純接触効果」と呼ばれる効果があるように、一度だけチラシを見ても気にならなかった商材が、何度もチラシを見ているうちに気になってくるというケースも多いです。
そのため、ポスティングも定期的に行うことで効果が高まります。何度もポスティングを実施するうちにデータも集まってくるので、どのようにポスティングを行えば高い反響率が得られるのかも分かってくるでしょう。
配布後のデータを収集する
ポスティングは配布をしたらそのままにするのではなく、データを収集するようにしましょう。ポスティングは配布をしたうちの何人がチラシを見たのか、そのうちの何人が実際に行動に移したのかなどが分かりにくいので、反響率を測るのは難しいです。
しかし、工夫をすれば、どのくらいの効果が得られたのかを測ることができます。例えば、ポスティングの目的が「来店してもらうこと」であれば、チラシにクーポンをつけて、来店時に持ってきてもらうように誘導する方法があります。何枚チラシを配布して何人に来店してもらえたかが分かれば、「反響率」の計算をすることが可能です。
また、エリアごとに異なるクーポン番号を記載しておくなどの工夫をすれば、どのエリアからの来店が多いかを分析できます。
ポスティング業者選びにお悩みならエリアインテグレーションへ相談
ポスティングを自社で行おうとすると、エリアの選定や配布スタッフの確保、配布禁止リストの整備などが必要になり、手間がかかります。自社だけでポスティングを行うのは難しい上に、本来の業務に影響が出る可能性があるので、ポスティング業者に委託するのが一般的です。
ポスティングを行ってくれる業者を探しているという方は、ぜひエリアインテグレーションにご相談ください。
エリアインテグレーションではポスティング以外にも、新聞折込・ジオターゲティング広告・フリーペーパー折込など、エリアマーケティングに関するさまざまな広告媒体を取り扱っています。最適なマーケティングプランを提案するので、ポスティングで本当に効果が得られるのか不安に感じている方にも安心してご利用いただけます。
データの統合・可視化によるプランの最適化
エリアインテグレーションでは、エリア媒体のプランニング用のオリジナル機能を搭載した、独自開発のGIS(地理情報システム)の開発・提供を行っています。
各種統計データや企業の商圏情報、各エリア媒体の実施エリア情報などのデータの集約や統合を行っており、地図上でデータを可視化することで、より企業の目的やターゲットに最適化したプランの提案が可能です。
最適なポスティング会社選定と徹底した品質管理
エリアインテグレーションは全国のポスティング会社と提携し、日本全国3,260万世帯をカバーできるネットワークを持っています。独自の品質管理基準を満たしたポスティング会社のみと提携しているため、悪質なポスティング会社に依頼をしてしまう心配がありません。
共通のレギュレーションの設定、配布禁止リストの整備などの品質管理も徹底しており、クレームにつながりにくいポスティングを行うことが可能です。万が一クレームが発生した場合は、「クレーム受付専用のコールセンター」で専任オペレーターがクレーム対応をしているので、事業者様の負担を軽減できます。
まとめ
ポスティングは、配布する曜日や時間帯によって読んでもらいやすいターゲットや情報が異なるとされていますが、配布する曜日や時間帯によって反響率に差が出るという明確なデータは確認されていません。
ポスティングの効果を高めたい場合は、曜日や時間帯よりも配布完了日を意識すると良いでしょう。「時間」の軸以外で効果を高める方法としては、ターゲット選定やポスティング頻度の調整、配布後のデータ収集などが挙げられます。
ポスティングの反響率をアップさせたいと思っているものの、具体的な案が思い浮かばないという方は、ポスティングに関するお悩みをワンストップで支援している「エリアインテグレーション」にぜひ一度お問い合わせください。