ポスティング業者に委託するメリットデメリットは?委託できる業務を紹介
ポスティングで自社商材やサービスをアピールしたいと考えたときに、自社で一軒一軒回ってチラシを配布するのはなかなか大変ですよね。慣れない作業に時間がかかり、本来の業務に影響が出る可能性も高いです。
ポスティングをする場合は、ポスティング業者に委託するのが一般的です。この記事では、ポスティング業者に委託するメリットやデメリット、委託できる業務について紹介します。ポスティング業者の委託費用の相場や業者選びのポイントについても解説しているので、ぜひご覧ください。
目次[非表示]
- 1.ポスティング業者に委託できる業務
- 1.1.チラシの配布
- 1.2.配布エリアの絞り込み
- 1.3.クレームの対応
- 1.4.印刷業者の紹介
- 2.自社でポスティングをするメリット
- 2.1.業者への依頼費用がかからない
- 2.2.ポスティングをしたいエリアにのみ配布できる
- 3.自社でポスティングをするデメリット
- 3.1.配布に時間や手間がかかる
- 3.2.本来の業務に支障が出る恐れがある
- 3.3.クレーム対応も自社で行う必要がある
- 4.ポスティングを委託するメリット
- 4.1.狭・広範囲のエリアに対応可能
- 4.2.配布エリアの選定に関するアドバイスも可能
- 4.3.これまでのポスティング実績が豊富
- 4.4.クレーム対応も代行
- 5.ポスティングを委託するデメリット
- 5.1.業者への依頼費用がかかる
- 5.2.配布エリアに制限がある可能性がある
- 5.3.業者選びで失敗するリスクがある
- 6.ポスティングの委託にかかる料金相場
- 7.委託するポスティング業者を選ぶ際のポイント
- 8.ポスティング業者選びにお悩みならエリアインテグレーションへ
- 9.まとめ
ポスティング業者に委託できる業務
ポスティング業者には、主に下記の4つの業務を委託できます。
- チラシの配布
- 配布エリアの絞り込み
- クレームの対応
- 業者によっては印刷業者の紹介
それぞれの業務について解説していくので、業者への委託を検討している方は参考にしてみてください。
チラシの配布
ポスティング業者に委託できる業務として特に大きいのが、チラシの配布です。依頼をした期間の中で、スタッフが指定エリアにチラシを配布してくれます。戸建ての住宅だけ、マンションやアパートだけポスティングをしてほしいといった要望に合わせて、配布をしてもらうことも可能です。
チラシ以外に、冊子やカタログ、サンプルなどの配布も依頼できます。自社の広告で伝えたい内容に合わせた販促物の配布を検討している場合は、ポスティング会社に確認してみると良いでしょう。
配布エリアの絞り込み
ポスティング業者によっては、配布エリアを選定する際に相談にのってくれたりアドバイスをしてくれたりします。これまでのポスティングの経験から、エリアの特徴や属性などを把握しているので、自社で持っている情報だけで一からエリアを絞り込むよりも的確な情報が得られるでしょう。ポスティング業者と一緒に配布エリアを選定することで、同じ配布数でも高い効果を得られる可能性もあります。
クレームの対応
ポスティングは、住宅の郵便ポストにチラシを入れる告知方法であるという特性上、どうしてもクレームが発生してしまうことがあります。自社でクレーム対応をするとなると、本業の合間に電話対応を行わなければいけないため、本来の業務に影響が出る恐れがあります。
ポスティング業者の中には、クレーム対応を代行して適切に対処してくれるところもあるので、万が一クレームが発生してしまった場合も安心です。
印刷業者の紹介
ポスティングを初めて行う場合、ターゲットに合わせたチラシのデザイン制作、原稿作成、印刷、納品という手順一つ一つのハードルが高いです。ポスティング業者によっては、デザイン・印刷業務を手助けしてくれたり、提携している印刷業者を紹介してくれたりします。
先ほども解説したように、ポスティングはチラシ以外の販促物の配布も可能です。印刷会社では、カタログ、冊子、封筒、サンプルを入れる包装紙などのデザインにも対応してもらえます。
自社で高クオリティの販促物を作成する自信がない、チラシ制作会社選びに不安を感じているという方も、ポスティング業者に相談をすることで解決するかもしれません。
自社でポスティングをするメリット
業者に委託できる業務内容を見て、「チラシの制作をして投函するくらいなら自社でも対応できるのでは」と思う方もいるかもしれません。実際に、自社でポスティングを行うことも可能です。ここでは、自社でポスティングを行うメリットを紹介します。
- 業者への依頼費用がかからない
- ポスティングをしたいエリアにのみ配布できる
2つのメリットを見ていきましょう。
業者への依頼費用がかからない
当然のことですが、自社でポスティングをすると業者への依頼費用がかからないので、経費の節約になります。自社で対応する余力があるのであれば、社員が実際に足を運んでポスティングするのも良いでしょう。
かけるコストに見合う価値があるかどうか、一度ポスティング業者に見積もりを取ってみてから、自社で配布するか業者に依頼するかを判断するのもおすすめです。
ポスティングをしたいエリアにのみ配布できる
商材のターゲットが狭く、特定の建物や地域にピンポイントで配布したい場合は、自社でポスティングしたほうが結果的に費用対効果が高くなる場合もあります。
ポスティングは丁目単位で配布エリアの調整ができますし、特定のマンションだけに配布をするといった条件をつけることも可能です。しかし、条件を細かくすればするほど、費用が高くなる傾向にあります。まずは業者に見積もりを依頼して、予算よりも費用が高くなるようであれば、自社での配布も検討してみましょう。
自社でポスティングをするデメリット
自社でポスティングを行うメリットについて解説しましたが、自社での配布はデメリットも存在します。次は下記のデメリットを見ていきましょう。
- 配布に時間や手間がかかる
- 本来の業務に支障が出る恐れがある
- クレーム対応も自社で行う必要がある
それぞれ詳しく説明します。
配布に時間や手間がかかる
ポスティングはエリア内の建物を一軒一軒周って、地道にチラシを投函していかなければいけません。数十軒ならまだしも、何百、何千軒もチラシを配るとなると、時間も手間もかかります。社員の人件費も込みで考えると、業者への委託費用よりも高額になって、結果的に費用対効果が悪くなってしまうというケースもあります。
本来の業務に支障が出る恐れがある
社員にポスティングを任せる場合、チラシの配布に時間がかかる分、本来の業務にかけられる時間が減って業務に支障が出る恐れがあります。ポスティングにかかる時間は配布部数や配布エリアによって異なりますが、基本的に1〜2時間で終わることはないでしょう。
1日から数日かかることも少なくないので、どのくらいの時間までなら本来の業務に支障が出ないのかを検討してから、社員に任せるか否かを考えるようにしてください。
クレーム対応も自社で行う必要がある
先ほども解説したように、ポスティングはどうしてもクレームが発生しやすい告知方法です。特に、ポスティングに慣れていない人がチラシを配布すると、「ポスティング禁止」の張り紙がある建物に誤って配布をしてしまってトラブルになる恐れもあります。
自社で配布をするとクレーム対応も行わなければいけないため、慣れない業務に圧迫されて本来の業務に支障をきたしてしまう可能性もあります。ポスティングを行う際は、クレームにはどのように対応するのかもあらかじめ決めておくと良いです。
ポスティングを委託するメリット
ここまで、自社で配布をするメリットデメリットについて解説していきました。次は、ポスティングを業者に委託するメリットを紹介します。
- 狭・広範囲のエリアに対応可能
- 配布エリアの選定に関するアドバイスも可能
- これまでのポスティング実績が豊富
- クレーム対応も代行
順番に見ていきましょう。
狭・広範囲のエリアに対応可能
ポスティング業者に依頼をすると、狭いエリアから広いエリアまで、幅広くポスティングを実施してもらえます。ポスティング専任のスタッフを雇っているため、広範囲に及ぶ場合であっても、人員を多めに回すなどの工夫をして対応してもらえるのです。自社では配布しきれないエリアにも対応してもらえるので、配布する手間や時間を削減できます。
配布エリアの選定に関するアドバイスも可能
ポスティングで高い効果を得るためには、適切なエリア選定が欠かせません。自社でエリアを選定しようとしても、ポスティングの実績がないので、どうしてもエリアの情報が不足していたり、「なぜこのエリアにすべきなのか」という根拠が曖昧になってしまったりします。
ポスティング業者は過去の実績から、エリアの特性や在住している人の年齢層などを把握しているため、企業の目的やターゲット層に合ったエリア選定をすることが可能です。配布エリアの選定に不安を感じる方は、ポスティングのプロに相談することで、より高い効果が期待できるでしょう。
これまでのポスティング実績が豊富
ポスティング業者は実績が豊富で、これまでの知識や経験が蓄積されています。具体的には、ポスティング禁止とされている建物をまとめた配布禁止リストの保有、過去に起きたクレームの共有、マニュアルやレギュレーションの作成などです。
自社でこれらのデータの収集・共有をしようとすると、かなりの手間と時間がかかるでしょう。しかし、ポスティング会社に依頼をすれば、これらのデータを元にしたポスティングを行ってくれるので、クレームやスタッフのミスが起こりにくいです。
クレーム対応も代行
業者によっては、チラシにポスティング業者の電話番号を記載するなどして、発生したクレームをポスティング業者側で対処してくれる場合もあります。慣れないクレーム処理に追われることがないため、自社の業務を圧迫しなくて済むのが大きなメリットです。
業者側も、ポスティングによってどんなクレームが来るのかを熟知しています。適切に処理することができるので、重大な問題に発展しにくいです。
ポスティングを委託するデメリット
ポスティングを委託するメリットはさまざまですが、同時にデメリットも存在します。ここでは、ポスティングを委託するデメリットを3つ解説するので、デメリットも把握した上で委託を検討しましょう。
- 業者への依頼費用がかかる
- 配布エリアに制限がある可能性がある
- 業者選びで失敗するリスクがある
それぞれ詳しく紹介していきます。
業者への依頼費用がかかる
ポスティングを業者に依頼する場合は、当然依頼費用がかかります。配布方法や条件、配布する地域などによっても異なりますが、一般的な費用相場は1枚あたり4円〜10円ほどです。これは配布のみにかかる費用なので、チラシのデザインを依頼する場合などは別途費用がかかります。
他の広告手法よりは費用がかからないと言われますが、予算が限られているプロジェクトでは、委託するより自社で配布したほうが良い場合もあるでしょう。
ポスティングの費用については、「ポスティングの費用相場を紹介|費用の内訳や料金を抑える方法は?」の記事をご参照ください。
配布エリアに制限がある可能性がある
ポスティング業者は地域密着型のところも多いです。そのため、「関東圏にある店舗の半径〇m以内の各世帯に配布したい」という内容で依頼する場合、依頼を検討している業者が東京都内限定だと、千葉県や埼玉県などの地域を取りこぼしてしまう可能性があります。
幅広いエリアの配布に対応している業者や、全国にポスティング業者のネットワークを持っている業者もあるので、事前に相談しておくと安心です。
業者選びで失敗するリスクがある
ポスティング業者によっては、サービスの質が悪く品質管理がされていないところもあるので注意が必要です。例としては、レギュレーションやマニュアルが設定されていない、スタッフの教育制度がないなどが挙げられます。
このような業者に依頼をしてしまうと、配布先からのクレームが増えて、自社の印象が悪くなってしまう可能性もあるでしょう。ポスティングを行ったのがポスティング業者だったとしても、配布されるチラシを見てクレームの連絡を入れる人も少なくありません。
ポスティングを依頼する際は、費用やサービス内容、フォロー体制、教育体制などを比較しながら選ぶようにしましょう。費用が極端に安い業者はサービスの質が悪い可能性が高いので注意してください。
ポスティングの委託にかかる料金相場
ポスティングは一般的に、「1枚〇円」といった形で料金が設定されています。先ほども解説したように、ポスティングの委託にかかる料金相場は1枚あたり4円〜10円ほどです。ただし、料金は配布方法などによっても異なります。配布方法別の相場は下記の通りです。
配布方法 |
特徴 |
費用相場 |
ローラー配布 |
建物の種類に関係なくエリア全域に配布する |
4円〜6円 |
セグメント配布 |
エリア内の特定の建物にのみ配布する |
5円〜10円 |
※実施地区によって費用相場は変わりますので「ポスティングの費用相場を紹介|費用の内訳や料金を抑える方法は?」の記事をご参照ください。
「セグメント配布では、戸建て物件だけ、マンションやアパートなどの集合住宅だけ、事業所だけなど、配布する建物の種類を指定できます。配布可能な建物すべてに配布をするローラー配布よりも手間がかかるため、セグメント配布のほうが費用相場が少し高めに設定されていることが多いです。自社の広告の目的やターゲット層に合わせて配布方法を選ぶと良いでしょう。
委託するポスティング業者を選ぶ際のポイント
ポスティング業者を選ぶ際は、下記のポイントを確認することが大切です。
確認項目 |
確認するポイント |
配布に対応している地域 |
自社が配布したいエリアに対応しているか |
レギュレーションの設定の有無 |
ポスティングに関するレギュレーションやマニュアルは設定されているか |
スタッフの教育制度 |
スタッフへの教育・研修制度は充実しているか |
クレームへの対応の有無 |
クレームへの対応はしているか、クレームが来た場合の対処法はどうなっているか |
配布エリアへの知見 |
配布エリアの特性や特徴などを把握しているか、エリア選定のアドバイスがもらえるか |
これまでの配布実績 |
これまでにどのような業種のチラシの配布に対応してきたのか、どのくらいの企業に依頼をされた実績があるのか |
対応している業務内容 |
チラシの配布やエリア選定、クレーム対応、印刷業者の紹介などのサービスに対応しているか |
ポスティングを初めて実施する場合、どの企業が良いのか悩んでしまう方は少なくないでしょう。これらのポイントを意識してポスティング会社を選べば、悪質なポスティング会社を選ぶリスクを軽減できるはずです。ぜひポスティング会社選びの参考にしてみてください。
ポスティング業者選びにお悩みならエリアインテグレーションへ
ポスティング業者選びにお悩みの方は、ぜひエリアインテグレーションにご相談ください。エリアインテグレーションでは全国47都道府県の約3,260万世帯をカバーしており、幅広い地域のポスティングに対応可能です。
チラシの配布からエリア選定、クレーム対応、印刷業者の紹介まで幅広く対応しており、ポスティングを全般的にサポートいたします。これまでにあらゆる条件でポスティングを行っているのでポスティングの経験が豊富で、初めてポスティングを行う方にも安心してご利用いただけます。
アセスメントを実施したポスティング会社の選定
エリアインテグレーションは、ポスティングネットワークに加入させる業者選定の際には、事前アンケートや現地訪問調査、第三者機関による調査などのアセスメントを行った上で、信頼できると判断した業者のみと提携しているのが特徴です。
事前アンケートでは、配布エリアの確認やスタッフ雇用形態・管理体制、配布予定のチラシの管理方法、配布状況の報告の仕方、クレーム対応方法などのさまざまな項目があります。そのアンケートを元に、実際の現地訪問での事実確認や第三者から見た信用調査も行うので、客観的な意見も反映することが可能です。
また、定期的にアセスメントを実施し、既存の契約業者もその都度査定しなおしているので、常に安心して依頼できるポスティング業者のみと提携しています。
レギュレーションの設定による安定した品質
エリアインテグレーションのネットワークでは、チラシを配布する際のレギュレーションを設けています。全国にある提携業者が統一したルールの中で業務を進めているので、安定した品質を提供することが可能です。
万が一クレームが発生した場合は、クレーム対応専用のコールセンターで専門のオペレーターが対応します。クレームの内容を定型化して全国のネットワーク会社に共有することで同様の事例の再発を防ぐなど、再発防止施策も徹底しています。エリアインテグレーション独自の配布禁止リストも保持しており安心です。
まとめ
ポスティングを業者に委託すると、チラシ配布や配布エリアの絞り込み、クレーム対応といった業務を代行してくれます。自社での配布は委託費用がかからないというメリットがありますが、本来の業務に支障が出る可能性が高いのがネックです。
業者に委託することで、配布の時間や手間を省くことができ、実績やノウハウを元にした効率の良いポスティングを実施してくれます。
ポスティング業者選びのポイントは、配布したいエリアに対応してもらえるか、品質管理が徹底されているかどうかです。エリアインテグレーションではその両方がカバーされているので、委託を検討されている方はぜひ一度お問い合わせください。