折込チラシの効果とは?効果を高める方法・メリット・デメリットをご紹介
店舗の認知度の拡大や売上アップの手段の一つとして有効なのが、折込チラシです。折込チラシを導入した場合の、効果がどの程度なのか気になっている方もいるのではないでしょうか。
この記事では、折込チラシの効果を高めるための方法、折込チラシ導入のメリット・デメリットを詳しく解説します。
目次[非表示]
- 1.折込チラシの効果とは
- 1.1.集客効果
- 1.2.売上が向上する
- 1.3.企業・商品の認知拡大
- 2.折込チラシの効果を高める方法
- 2.1.ターゲットの精度を高める
- 2.2.魅力的なデザインにする
- 2.3.特典・クーポンの配布
- 2.4.季節・イベントに合わせたキャンペーン
- 2.5.QRコードを利用する
- 3.折込チラシのメリット
- 3.1.地域にターゲットを絞れる
- 3.2.新聞自体にブランド力がある
- 3.3.詳細に情報を提供できる
- 3.4.デザインを自由に決められる
- 3.5.クーポン・特典の費用対効果
- 4.折込チラシのデメリット
- 4.1.地域・新聞によって費用が変動する
- 4.2.広告が見てもらえない可能性がある
- 4.3.サイズ・形式が限定される
- 4.4.効果測定が難しい
- 5.折込チラシの効果を高めたいならポスティングもおすすめ
- 6.ポスティングならエリアインテグレーションにご相談ください
- 7.まとめ
折込チラシの効果とは
折込チラシの効果は、一般的には0.01%~0.3%とされています。たとえば、5万枚のチラシを配布したときの反響数は5人~150人とされます。
ここからは、折込チラシの詳しい効果についてご紹介します。
折込チラシの効果は、下記の通りです。
- 集客効果
- 売上が上がる
- 企業・商品の認知拡大
集客効果
折込チラシを導入することで、高い集客効果が期待できます。集客効果を高めるためには、店舗やサービスの商圏内に配布エリアを限定することが重要です。マーケティングにより配布エリアを分析することで、見込みのある顧客に対してアプローチできます。
また、折込チラシを見てアクションを起こす消費者の約9割は、4日以内に行動するといわれています。エリアだけでなく配布日も指定できるため、新規店舗のオープンや特売セールの日に合わせて折込チラシを配布すれば、高い集客効果が望めるでしょう。
売上が向上する
折込チラシで集客ができれば、売上の向上が期待できます。読売新聞と流通業界大手のカインズによる共同調査「リアルデータで見る広告の販売促進効果」によると、新聞の折込チラシとオンライン広告の併用により売上が3.5倍に、折込チラシのみを実施した場合でも売上が2.3倍に伸びたことがわかっています。一方で、オンライン広告のみを実施した店舗では売上の向上がほとんどなかったことがわかっています。
そのため、折込チラシで集客ができれば売上の向上が期待できるでしょう。
企業・商品の認知拡大
折込チラシは、企業や商品の認知度を拡大させる効果があります。自社の商品やサービスの売上アップのためには、認知度の拡大が重要です。折込チラシで商品やサービスの内容・特徴などをターゲット層にアピールしていけば、認知度を拡大していけます。また、折込チラシは伝えたい内容やお得な情報が一目でわかるようにデザインされていることが多いため、認知度の拡大に大きく役立つでしょう。
折込チラシの効果を高める方法
折込チラシの効果を高めるためには、下記の6つのポイントをおさえておきましょう。
- ターゲットの精度を高める
- 魅力的なデザインにする
- 特典・クーポンの配布
- 季節・イベントに合わせたキャンペーン
- QRコードを利用する
一つずつ詳しく解説します。
ターゲットの精度を高める
折込チラシの効果を高めるためには、ターゲットをしっかり絞り込むことが重要です。
まずは商圏分析によって、折込チラシを配布する商圏内にはどのような人がいるかリサーチしましょう。具体的には、人口や年齢分布、家族構成、職業などをリサーチします。
そして、商圏分析で得たデータを活用してターゲットを設定します。たとえば、「30代の子育て世帯で、世帯年収が500万円〜700万円」「20代の一人暮らし社会人」などです。ターゲットの制度を高めた上で、適切なエリアに絞って配布することで効果を高められます。
魅力的なデザインにする
他の広告と差別化できるデザインにするためにも、魅力的なデザインにしましょう。具体的には、下記のような内容を含んだ折込チラシがおすすめです。
チラシのコンセプトを決める:消費者の心を動かすベネフィットは何か、どのようなキャッチコピーを盛り込むのか
読者の目線に立つ:フォントや色選び、オリジナリティがある写真やイラストの使用
商品やサービスのお得感を強調する:入会金0円、初月会費無料
数量限定、期間限定をアピールする:申し込み期限は〇日まで、先着100名様限定
特典・クーポンの配布
割引クーポンや無料クーポンなどの特典は、チラシの反響率を上げる要素の一つです。ただし、単に特典やクーポンを配布すれば効果が上がるわけではありません。クーポンの回収率を上げつつ、効果的な折込チラシ配布にするためには、下記のようなポイントをおさえておきましょう。
- チラシを見た瞬間に「クーポンがある!」とわかるデザインになっている
- クーポンの言葉にインパクトがある(わかりやすい言葉選び、「無料」や「限定」などの用語を使用)
- ターゲット層に合わせたクーポンの形状にする(例:シニア向けであれば、チラシそのものをクーポンの代わりにする)
季節・イベントに合わせたキャンペーン
特典やクーポンを頻繁に付与しているとお得感が薄れてしまう可能性があります。そのため、季節・イベントに合わせたキャンペーンの実施がおすすめです。具体例を挙げると、下記のとおりです。
- パティスリー:クリスマスやバレンタインデーなど
- スポーツジム:暖かくなる春先や夏休み前など
- エステサロン:肌の悩みが出やすい時期(秋から冬にかけて)
- 飲食店 :季節限定のキャンペーン企画など(〇〇フェア)
QRコードを利用する
さまざまな情報を格納できるQRコードを利用することで、折込チラシを効果測定に活用できます。たとえば、QRコードからのアクセス数で、広告効果の分析が可能です。
そして、QRコードを付けて「詳細情報はこちらから」といった案内を付けてQRコードに誘導することで、自社商品やサービスの詳しい情報を提供できます。折込チラシに載せられる情報量には限度があります。しかし、QRコードを利用すれば、折込チラシだけでは伝えられなかった内容も消費者に提供できるでしょう。
折込チラシのメリット
折込チラシを導入する主なメリットは、下記の5つです。
- 地域にターゲットを絞れる
- 新聞自体にブランド力がある
- 詳細に情報を提供できる
- デザインを自由に決められる
- クーポン・特典の費用対効果
一つずつ詳しく解説します。
地域にターゲットを絞れる
折込チラシの特徴は、特定の地域の方をターゲットにして的確な情報発信ができることです。特に、地域密着型の企業や店舗であれば、高確率でターゲットの目に留まるため、地域の需要や地元の消費者に直接アプローチできます。また、商圏を分析してターゲットを明確にすることで、さらに反響率が上がることも期待できます。
新聞自体にブランド力がある
新聞自体にブランド力があるため、折込チラシの情報が信用されやすいです。新聞の折込チラシは新聞社の審査をクリアする必要があるため、必然的に折込チラシの信用性も高くなります。特に、新規店舗は消費者からの認知度が低いため、認知度の拡大・信頼獲得を目的とした新聞折込チラシの利用は有効です。
詳細に情報を提供できる
折込チラシでは、画像やテキストを組み合わせて必要な情報を細かく伝えられます。自社の商品やサービスの特性、詳細、セールやキャンペーンの情報など、読者が購買決定をおこなうために必要な情報を提供できます。また、一覧表などで自社の商品やサービスプランを載せれば、読者が一目でわかりやすいでしょう。
デザインを自由に決められる
折込チラシは、商品やサービスのイメージに合わせてデザインを自由に決められます。デザインのほかにも、サイズや用紙の種類など工夫するポイントが多数あります。読まれずに捨てられたり、手に取ってもらうだけで熟読されなかったりすることを防ぐためにも、デザインを工夫して競合他社との差別化を図りましょう。
クーポン・特典の費用対効果
折込チラシにクーポンや特典をつけることで、集客につながりやすくなります。費用対効果を上げるためにも、下記の4つのポイントをおさえましょう。
- チラシとクーポンの内容を関連付ける:チラシを読んで迷っている読者の後押しになるクーポンにする
- 一目でわかる特典内容にする:メリットや使用条件がわかりやすいクーポンにする
- クーポンの有効期限を設ける:クーポン使用の可能性を上げるため
- わかりやすい表現を使う:「3個購入で40%OFF」よりも「2個買ったら1個無料」
折込チラシのデメリット
折込チラシにはメリットがある反面、デメリットも存在します。
折込チラシのデメリットは、下記の4つです。
- 地域・新聞によって費用が変動する
- 広告が見てもらえない可能性がある
- サイズ・形式が限定される
- 効果測定が難しい
地域・新聞によって費用が変動する
折込チラシの配布料金はサイズにより異なりますが、平均して3円〜4.5円程度です。しかし、都道府県や地域ごとによって配布金額に差があります。また、離島や山間部などの場合は、都市部よりも高額になる可能性もあります。折込チラシの導入前には、配布地域の料金相場を調べる必要があります。また、新聞社によっても料金が変動することも頭に入れておきましょう。
広告が見てもらえない可能性がある
折込チラシは多くの企業が利用しているため、必ずしも見てもらえるとは限りません。自社のチラシ以上に目立つチラシがあれば、目立つチラシに目が奪われてしまい、しっかり見てもらえない場合もあります。特に、時期によっては特売品やキャンペーンを掲載した折込チラシが増えるため、自社のチラシが他社のチラシによって埋もれてしまう可能性があります。
サイズ・形式が限定される
新聞折込チラシという媒体を使って広告するため、チラシのサイズや形式がどうしても限定されてしまいます。紙面のサイズに応じて掲載できる情報に限度があり、一枚に情報が収まらない場合は文字を小さくしたり枚数を増やしたりすることになります。ただし、小さくすると読みにくくなり、サイズを大きくするとその分コストがかかるため、チラシには顧客の購買行動に直結する情報を厳選して掲載しましょう。
効果測定が難しい
折込チラシでは、正確な効果測定が難しいといわれています。工夫をしないと、どの程度の人が折込チラシを見て来店したのか測定ができません。折込チラシの反響率は、一般的に0.01%~0.3%といわれており、「反響数÷チラシ配布数×100%」で求められます。そのため、より正確な効果測定には、チラシにクーポンや特典、アンケート、QRコードなどを付ける工夫が必要です。クーポンや特典、アンケート、QRコードを利用すればより正確な効果測定が可能となり今後の配布戦略に役立ちます。
折込チラシの効果を高めたいならポスティングもおすすめ
折込チラシの効果を高めたい場合は、ポスティングもおすすめです。ポスティングとは、一軒家やマンションの郵便ポストにチラシを配布する方法です。ポスティングであれば、新聞を読まない層や新聞折込チラシでは配布が難しいターゲット層にも効果的なチラシ配布ができます。また、一定規模以上のマンションのみ(例:タワーマンション)に限定するなど、ターゲットを分類する際にもポスティングは活用できるでしょう。
ポスティングならエリアインテグレーションにご相談ください
ポスティングなら、エリアインテグレーションにご相談ください。様々なエリアメディアを組み合わせ、プランニングから実施までワンストップでサポートするエリアマーケティングのプロ集団です。一商圏から全国規模まで、同質のサービスをご提供します。
エリアインテグレーションは、各地域に根ざした全国140社以上の配布業者と提携しています。固定型配布と移動型配布のどちらかに偏ることなく、双方のきめ細やかな組み合わせによって、全国47都道府県、約3,300万世帯へのポスティングが可能です。
また、過去の配布やクレームの有無などによって配布方法を調整するレギュレーションを各社と共有しています。住民の方々とのトラブルを未然に防ぐ円滑なエリアマーケティングを実現します。
まとめ
折込チラシを効果的に活用することで、集客効果や売上アップ効果、企業・商品の認知拡大やリピート率の増加につなげられます。そして、折込チラシの効果を高めるためには、下記の6つのポイントをおさえておきましょう。
- ターゲットの精度を高める
- 魅力的なデザインにする
- 特典・クーポンの配布
- 季節・イベントに合わせたキャンペーン
- QRコードを利用する
折込チラシを導入するメリットデメリットを把握したうえで、折込チラシの効果を高めたいのであればポスティングもおすすめです。ポスティングによってチラシ配布する場合は、全国47都道府県、約3,300万世帯へのポスティングを可能とし、万全のネットワークを有するエリアインテグレーションをぜひご活用ください。