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ポスティングと新聞折込の違いを比較!それぞれ向いている業種は?

ポスティングと新聞折込はチラシをポストに投函して販促をするという点で似ています。チラシによる販促を検討する際に、どちらの方法が良いのか悩んでしまう事業者の方もいるでしょう。

この記事では、ポスティングと新聞折込の違いを詳しく解説していきます。配布方法や費用の違い、セグメント、配布エリアなどを比較しながら紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。


目次[非表示]

  1. 1.ポスティングと新聞折込の特徴
    1. 1.1.ポスティング
    2. 1.2.新聞折込
  2. 2.ポスティングと新聞折込の違い
    1. 2.1.配布方法
    2. 2.2.料金・費用
    3. 2.3.セグメント
    4. 2.4.配布エリア
    5. 2.5.配布スピード・配布期間
    6. 2.6.配布媒体
    7. 2.7.反響率・反応率
  3. 3.ポスティング・新聞折込が向いているのは?
    1. 3.1.ポスティングがおすすめのケース
    2. 3.2.新聞折込がおすすめのケース
  4. 4.ポスティング・新聞折込に関するよくある質問
    1. 4.1.ポスティング・新聞折込の併用はできる?
    2. 4.2.ポスティング・新聞折込の効果をアップする方法は?
    3. 4.3.ポスティング・新聞折込のどちらが良いか迷う場合は?
  5. 5.新聞折込・ポスティングを実施するならエリアインテグレーションへ相談
    1. 5.1.最適な販促方法を提案
    2. 5.2.全国の信頼できる業者と提携
  6. 6.まとめ


ポスティングと新聞折込の特徴

ポスティングと新聞折込はチラシをポストに投函することで、新規顧客の獲得や集客を狙う販促方法です。大まかに説明するとどちらも似た方法に思えますが、それぞれ特徴が異なります。ここでは、ポスティングと新聞折込のそれぞれの特徴を見ていきましょう。


ポスティング

新聞折込

特徴

エリア内の建物のポストに直接チラシを投函する

新聞にチラシを折り込んで届ける

依頼方法

業者に依頼をする、もしくは自社で配布する

業者に依頼をして新聞販売店に納品する

配布先

契約の有無に関係なく配布できるが、配布を禁止している建物もある

新聞社と契約をして新聞を購読している家庭


ポスティング

ポスティングは、エリア内の建物のポストに直接チラシを投函する販促方法です。エリア全体の建物に配布するローラー配布と、特定の条件下の建物のみに配布するセグメント配布があります。
契約の有無などに関係なく幅広いターゲット層に向けて配布できるというメリットがありますが、「チラシ投函禁止」「ポスティング禁止」などと記載されているポストには投函できません。
ポスティングは、ポスティング業者に依頼をして配布してもらう、もしくは自社で配布をする方法があります。


新聞折込

新聞折込は新聞にチラシを折り込んで届ける販促方法で、折込チラシと呼ばれることもあります。新聞社と契約をして新聞を購読している家庭に向けて広告を出稿したい事業者におすすめです。新聞休刊日以外であれば、いつでも届けられます。

新聞折込は新聞販売店に納品しなければいけないため、自社で配布することはできません。専門の会社に依頼をしてプロに任せると良いでしょう。


ポスティングと新聞折込の違い

チラシが入った郵便受け

ポスティングと新聞折込の特徴・違いを解説しましたが、ここからは項目ごとに違いを比較していきます。事業内容や広告の目的などによってどちらの方法がおすすめなのかが異なるので、よく比較して自社に合った方法を選びましょう。


ポスティング

新聞折込

配布方法

直接ポストに投函

新聞に折込

料金・費用

3円〜10円前後

3〜5円前後

セグメント

対応可

対応不可

配布エリア

丁目単位でも自由に設定可能

丁目単位での指定は基本不可

配布スピード・配布期間

比較的遅い

比較的早い

配布媒体

チラシ以外も可

チラシのみ可

反響率・反応率

幅広い世帯にアプローチ可能

新聞を契約している人にのみアプローチ可能


配布方法

特徴でも少し解説しましたが、ポスティングはポストに直接投函する販促方法、新聞折込は新聞に挟んで届ける販促方法です。
ポストに直接届けるポスティングは、住民からマイナスなイメージを持たれていることも少なくありません。そのため、配布禁止の建物への投函を避けたり配布の仕方に気を使ったりしないと、クレームにつながってしまう恐れがあります。
新聞折込は、もともと新聞を契約している方にのみ届けるので、クレームにつながるリスクは少ない傾向です。


料金・費用

料金は基本的に新聞折込のほうが安い傾向です。委託する業者や配布件数、配布する地域、チラシサイズなどによっては、新聞折込とほとんど変わらない金額でポスティングを行えることもあります。
ポスティングはチラシのサイズや厚みが大体決まっていますが、ポスティングはチラシのサイズや厚みの自由度が高いのが特徴です。しかし、大きいサイズや厚みがある用紙などは費用が高くなりやすいので、予算を超えてしまわないように注意しましょう。


セグメント

セグメント配布とは、「特定の条件を見出した建物にのみ配布をする」ことを指します。例えば、ファミリー層に向けてチラシを届けたいから一軒家を対象に配布をする、単身世帯に向けてチラシを配布したいから単身者向けのマンションだけに届けるといった条件設定が可能です。

ポスティングではこのようなセグメント配布が可能ですが、新聞は新聞を契約している世帯にまとめて届けるので、セグメント配布を行うことができません。
ただし注意点として、マンションなどの集合住宅は建物全体で「配布禁止」とされている場合がある、細かい条件を設定すると費用が高くなりやすいという点があります。配布したい建物でポスティングが可能かどうか、費用はどのくらいになるのかなどをチェックして、セグメント配布を取り入れるかを検討してみてください。


配布エリア

ポスティングは配布エリアの自由度が高く、狭い範囲から広い範囲まで指定できます。店舗のある地域の近隣のみに配布をしたい、新規店舗をオープンするから幅広い範囲の人に宣伝をしたいなど、事業者の要望に合わせて範囲の選択が可能です。配布範囲を「丁目」で指定できるため、配布エリアの細かい調整もできます。

ただし、配布エリアは費用に影響してくるので、費用とのバランスも考えながら選びましょう。
一方で新聞折込は、配布範囲は広いものの細かい範囲の調整はできません。新聞を契約している家にまとめて届けられるため、家と家の距離が遠い地方や山間部でも山間部でもすぐにチラシを届けられます。
どちらの方法が合っているのかは事業者や事業内容などによって異なるので、よく検討してください。


配布スピード・配布期間

配布スピードは新聞折込のほうが早く、配布日を1日指定すればその日にまとめて配布してくれます。新聞休刊日はチラシの配布ができませんが、他の日なら確実に指定日に届けてもらうことが可能です。雨の日でも届くので、日付が決まっているキャンペーンやイベントのチラシなど、日付が決まっているチラシなどは新聞折込を検討してみてください。

一方でポスティングは、一軒一軒投函していく分時間がかかりやすく、◯日〜◯日までといったように数日間指定して配布をしてもらうのが一般的です。雨や雪が降っているなど、悪天候の日は別日に配達を延期することもあるため、余裕を持った日程にしておくと安心して任せられます。

素早く情報を届けたいならば新聞折込、ゆっくりでもいいから情報を伝えたいならポスティングなど、使い分けていきましょう。


配布媒体

配布媒体はポスティングのほうが選択肢が多く自由度が高い傾向です。ポスティングはチラシのサイズや種類、厚みなどを事業者の都合に合わせて選べるだけでなく、チラシ以外の販促物の配布もできます。ポスティングでは、下記のようなアイテムも配布可能です。

サンプル

お試しとして利用してもらい

ポケットティッシュ

実用性があり持ち歩いてもらいやすい

マグネット広告

冷蔵庫などに貼りつけて保管してもらいやすい

封筒

普通郵便物と見分けがつきにくく開封してもらいやすい

冊子・カタログ

チラシ一枚でまとまらない内容も伝えやすい

一方で新聞折込は、新聞に挟むという特性上、70~90kgの一般的な厚みのB4サイズ程度の大きさのチラシが多い傾向です。新聞折込でも大きさや厚みの調整はできますが、基本的にはポスティングのほうが自由度が高い販促方法となっています。


反響率・反応率

新聞折込とポスティングは、どちらも反響率・反応率を正確に確認するのが難しい方法なので、一概にどちらのほうが効果的と語ることはできません。

ポスティングは、特定の条件の建物に投函するセグメント配布を行えば、ターゲットにダイレクトにアプローチできるため、見てもらえる可能性が高いでしょう。ローラー配布の場合は事業者の商品やサービスに興味がない世帯にも届くので、反響が得られる確率はあまり高いとは言えません。
新聞折込は、ポスティングのローラー配布と同様に幅広い世帯に届きます。ターゲットだけに集中して届けるのはできないため、こちらも高い反響率を得るのは難しいでしょう。しかし、新聞を契約している世帯にのみ届くので、新聞を購読する層と自社のターゲット層が重なっていれば、多くの人に反応をもらえる可能性もあります。

どちらの方法も、ターゲット設定やエリア選定、チラシデザインなどが反響率に大きく影響するので、単純な優劣を比較するのは難しいです。


ポスティング・新聞折込が向いているのは?

ここまでに解説した通り、ポスティングと新聞折込には大きな違いがあります。どちらの方法がより優れているということはないので、自社に適した販促方法を選ぶことが大切です。ここでは、ポスティング・新聞折込が向いているケースをそれぞれ解説していきます。


ポスティングがおすすめのケース

ポスティングは、特定のエリアや条件でターゲットに情報を伝えたい事業者におすすめの配布方法です。例えば、デリバリーピザの販促の場合は「配達可能地域」と「ポスティングする地域」を合致させれば、顧客により効率的に宣伝できます。商圏の広さに合わせて配布エリアを調節したい場合は、ポスティングを検討してみると良いでしょう。
他にも、ターゲット層が多く住んでいるエリアを中心に配布をしたい、配布媒体やチラシサイズの自由度がほしいといった場合は、ポスティングを利用するのがおすすめです。


新聞折込がおすすめのケース

新聞折込は、商圏の広さに関係なくより大規模に配布したいときにおすすめの配布方法です。イベントを開催するからより広い範囲の人に周知したい、新規店舗をオープンするから多くの人に認知してもらいたいといった場合に向いています。もちろん、どこでも配れば良いというわけではないので、配布エリアの選定には注意してください。
他にも、イベント開催の日程よりも前に確実に届けたいなど、配布したい希望日がある場合は新聞折込のほうが安心です。また、新聞を購読している層がターゲット層と合う場合にも新聞折込を検討してみると良いでしょう。


ポスティング・新聞折込に関するよくある質問

ポスティングをする様子

次に、ポスティング・新聞折込に関するよくある質問をまとめて紹介していきます。この記事を読んで疑問を抱いている方は、以下の質問をチェックしてみてください。

  • ポスティング・新聞折込の併用はできる?
  • ポスティング・新聞折込の効果をアップする方法は?
  • ポスティング・新聞折込をする際の注意点は?
  • ポスティング・新聞折込のどちらが良いか迷う場合は?

それぞれ詳しく解説していきます。


ポスティング・新聞折込の併用はできる?

ポスティングと新聞折込は併用をすることも可能です。新聞を購読している世帯には新聞折込で安い費用で依頼し、その他の世帯にはポスティングをして幅広い世帯に周知してもらうなどの使い方ができるでしょう。
ただし、併用をする際には、同じ家庭に同じチラシを届けてしまわないように注意しなければいけません。例えば、ポスティングのチラシ配布や新聞折込の手配をまとめて行ってくれる業者に依頼をすれば、同じチラシが届いてしまうリスクを軽減できます。


ポスティング・新聞折込の効果をアップする方法は?

ポスティングや新聞折込の効果を上げるなら、「自社に適したターゲット層を特定して最適な販促方法を取り入れる、もしくは使い分ける」ことが大切です。どれだけ良いチラシを作成しても、どれだけ広範囲にチラシを配っても、ターゲットに見てもらわなければ直接的な効果につながりません。
新聞折込を実施する際は「自社の狙っているターゲット層は新聞を購読するのか」が重要になりますし、ポスティングの場合は「自社の狙っているターゲット層はどんな住宅に住んでいるのか」を想像することが大切です。
どんな人物をターゲットにしているのかを具体的に定めて、どんな生活スタイルなのかを検討しながら適切な販促方法を取り入れましょう。


ポスティング・新聞折込のどちらが良いか迷う場合は?

ポスティングと新聞折込のどちらが良いのか迷う場合は、ポスティングと新聞折込の両方に対応した業者に相談してみるのがおすすめです。どちらかしか取り扱っていない業者では、自分の会社のサービスを利用してもらいたいがために、片方のメリットばかりを伝える可能性も考えられます。
両方に対応している業者は、それぞれの販促方法のメリットデメリットを把握しているので、建設的なアドバイスがもらえるでしょう。


新聞折込・ポスティングを実施するならエリアインテグレーションへ相談

新聞折込・ポスティングでお悩みの方は、ぜひエリアインテグレーションにご相談ください。エリアインテグレーションは、ポスティングや新聞折込をはじめとした、エリアマーケティングの総合支援を行っている有限責任事業組合です。エリアマーケティングにまつわるあらゆる業務をワンストップでサポートしています。


最適な販促方法を提案

エリアインテグレーションは、ポスティングや新聞広告、ジオターゲティングなどのあらゆる広告媒体に対応しているのが特徴です。
また、弊社ではエリア媒体のプランニング用にオリジナルの機能を搭載した独自開発のGIS「BEAM」を活用しています。「BEAM」によって、商圏や各媒体の実施エリアなどのあらゆるデータを地図上で統合して可視化することで、最適な販促方法を提案することが可能です。
もちろん、どちらかの方法だけを選ぶだけでなく、状況によって広告媒体を併用したハイブリッド活用も提案いたします。販促方法にお悩みの方も、お気軽にお問い合わせください。


全国の信頼できる業者と提携

エリアインテグレーションは、国内のポスティング会社と独自のネットワークで提携しています。 全国47都道府県、約3,260万世帯をカバーしているので、あらゆる地域へのポスティング依頼が可能です。新聞を契約していない世帯にもチラシを届けられます。
また、ポスティングは「二次請け」や「孫請け」が常態化している業界ですが、エリアインテグレーションではポスティングネットワークをシンプルなコミュニケーションラインに再構築し、「二次請け」や「孫請け」を原則禁止しています。
さらに、 レギュレーションを設定して統一することで、品質を安定させているのもポイントです。


まとめ

この記事では、ポスティングと新聞折込の違いについて解説していきました。ポスティングはエリア内の建物のポストに直接チラシを投函する販促方法で、新聞折込は新聞にチラシを挟んで届ける販促方法です。
それぞれ、配布方法や費用、配布エリア、配布スピードなどに大きな違いがありますが、優劣があるわけではありません。それぞれの違いを把握して、どちらが自社に適しているのかを検討してみてください。
ポスティングと新聞折込のどちらが良いのか悩んでいる方は、ぜひエリアインテグレーションにご相談ください。独自開発のGIS「BEAM」を活用して、最適な販促方法を提案させていただきます。