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集客につながるポスティングチラシの作成方法は?デザインのコツを解説

ポスティングは、ターゲットに対して直接チラシを届けることでダイレクトにアプローチできる広告手法として昔から活用されています。ポスティングで集客をしたいのであれば、捨てられずに内容を最後まで見てもらえるようなチラシのデザインにすることが大切です。

そこで今回は、ポスティングチラシの作成で意識すべき点、集客につながりやすい・つながりにくいチラシの特徴を解説していきます。高い効果が得られるポスティングチラシを作成するコツなども紹介するので、ぜひご覧ください。

目次[非表示]

  1. 1.ポスティングチラシの作成で意識すべき点
    1. 1.1.ターゲットにとってのメリットを記載する
    2. 1.2.自社の独自性や競合との違いを記載する
    3. 1.3.ターゲットの行動につなげるための内容を記載する
  2. 2.反響率が高いポスティングチラシの特徴
    1. 2.1.伝えたい内容が一目で分かる
    2. 2.2.読みやすさにこだわっている
    3. 2.3.読み手にとっての利益が伝わる
  3. 3.集客につながらないポスティングチラシの特徴
    1. 3.1.情報量が多すぎる
    2. 3.2.顧客の行動につながる情報がない
    3. 3.3.写真のクオリティが低い
  4. 4.ポスティングチラシのデザインを考えるときのポイント
    1. 4.1.ターゲットを明確にする
    2. 4.2.ポスティングの目的・伝えたい内容を決める
    3. 4.3.ターゲットに取ってほしい行動を決めて誘導する
  5. 5.高い効果が得られるポスティングチラシを作成するコツ
    1. 5.1.キャッチコピーは大きく目立つように記載する
    2. 5.2.読み手の視線の動きを意識してデザインする
    3. 5.3.イメージがしやすいように写真を取り入れる
    4. 5.4.分かりやすいようにイラストを掲載する
  6. 6.ポスティングチラシに最適な紙のサイズ
  7. 7.ポスティングチラシ作成にお悩みならエリアインテグレーションに相談
  8. 8.まとめ


ポスティングチラシの作成で意識すべき点

ポスティングは、ターゲットに興味を持ってもらえるようなデザインで作成しないと、そもそも内容を見てもらえません。では、ポスティングチラシを作る際はどのような点を意識したら良いのでしょうか。まずはポスティングチラシの作成時に意識すべきポイントについて解説していきます。

  • ターゲットにとってのメリットを記載する
  • 自社の独自性や競合との違いを記載する
  • ターゲットの行動につなげるための内容を記載する

それぞれ詳しく見ていきましょう。


ターゲットにとってのメリットを記載する

ターゲットは、自分にとってのメリットがないとチラシを見てくれません。サービスを利用することでどのようなメリットが得られるのか、掲載している商品にどのような価値があるのか、チラシを見ることでどんな特典があるのかなどを明記しましょう。
そのためにはまず、どのような人物に商品やサービスを利用してもらいたいのか、ターゲットを具体的に定めます。ターゲットを具体的に定めることで、よりターゲットのニーズに合ったアプローチをすることが可能です。
例えば、「美容に関心が高い40代女性向け」の化粧品のポスティングチラシを作成するのであれば、「シワやシミの改善に効果的」とアピールするなど、よりターゲットを意識したメリットを記載しましょう。


自社の独自性や競合との違いを記載する

ポスティングチラシには、競合他社とは異なる自社の独自性や優位性を記載すると、興味を持ってもらいやすいです。
ポスティングでは、競合他社と同じ日に投函してしまったことでターゲットの印象に残りにくくなったという事態が起こる可能性もあります。競合他社と被ってしまった場合、同じことが書かれていては興味を持ってもらえません。独自性をアピールして、自社の利点をターゲットに認識してもらいましょう。
「期間限定キャンペーン」「今回だけの特別価格」などの、競合他社では行っていない、今しか利用できない特典があるとアピールするのも効果的です。


ターゲットの行動につなげるための内容を記載する

ターゲットにチラシを見てもらっても、行動につながらなければ思うような効果は得られないでしょう。ポスティングチラシには、ターゲットがスムーズに行動につなげられるような内容を記載する意識も大切です。
まずは、ポスティングを行うことでどのような目標を達成したいのかを定めます。ホームページに誘導したい、実店舗に来てほしい、電話で問い合わせをしてほしいなど、どんな行動をしてもらいたいのかを検討してください。

ターゲットにしてほしい行動が決まったら、その内容に合う訴求ポイントを明記します。具体的には、ホームページならサイトURLやQRコード、来店してほしいなら住所や地図、電話での問い合わせなら電話番号などです。これらの内容が記載されていないと、ターゲットが興味を持ったとしても、行動につながらないまま終わってしまう可能性が高いでしょう。


反響率が高いポスティングチラシの特徴

ポスティングチラシの作成で意識すべき点について紹介しましたが、ここからは高い反響が得られるポスティングチラシの特徴を説明していきます。

  • 伝えたい内容が一目で分かる
  • 読みやすさにこだわっている
  • 読み手にとっての利益が伝わる

具体的にどのような点を意識すべきなのか、詳しく見ていきましょう。


伝えたい内容が一目で分かる

集客につながりやすいポスティングチラシの特徴として、伝えたい内容が一目で分かることが挙げられます。大多数向けにチラシを作成すると、盛り込んだ内容が漠然としすぎていて誰にも刺さらないという事態になりかねません。
幅広い世代の男女ともにすべての人が興味を持つチラシはないので、自社の方向性に合うターゲットを絞って、ターゲットに向けたチラシであると一目で認識してもらうことが大切です。
どんな人物をターゲットとしているのか、ターゲットにとってどのようなメリットがあるのかがすぐに分かるチラシを作成すると、ターゲットに興味を持ってもらいやすいでしょう。


読みやすさにこだわっている

反響率が高い優良なポスティングチラシは、文字が大きく読みやすいものがほとんどです。文字が小さいというだけで、多くの人が読む気をなくしてしまいます。文字は大きめにして、一目で内容が理解できるようにしましょう。詰め込みたい内容が多いと文字が小さくなりがちなので、本当に伝えたい内容に絞ってシンプルにまとめると良いです。


読み手にとっての利益が伝わる

「ポスティングチラシの作成で意識すべき点」の見出しでも少し解説しましたが、ポスティングチラシを作成する際は、読み手がどんな利益を得られるのかを伝えるようにしましょう。
自社の伝えたい内容だけを記載していると、具体的にどのような利益が得られるのかをターゲットが理解できず、興味を持ってもらえない可能性があります。
集客できる優良チラシは、自社商品やサービスで何ができるのか、他社と比較して何が優れているのか、どんな効果が得られるのかなどが記載されています。ターゲットが魅力的に感じる自社の強みを伝えられれば、ターゲットに興味を持ってもらえるチラシになるでしょう。


集客につながらないポスティングチラシの特徴

集客につながりやすいポスティングチラシの特徴について解説しました。一方で、集客につながらないポスティングチラシには、下記のような特徴が挙げられます。


情報量が多すぎる

情報量が多いとかえって何を伝えたいのかが分かりにくく、ターゲットに読んでもらえません。キャッチコピーは20字以内でコンパクトにまとめましょう。


顧客の行動につながる情報がない

電話番号や住所などが記載されていないと、顧客がどう行動に移すべきなのか悩んでしまいます。顧客がすぐに行動につなげられるように、大きめに情報を記載すると良いです。


写真のクオリティが低い

画質が悪い、暗くて見えにくいなど、写真のクオリティが低いとマイナスイメージになりかねません。


ポスティングチラシのデザインを考えるときのポイント

ポスティングチラシ

魅力的なポスティングチラシを作成するためには、デザインを意識しましょう。どれだけ書いてある内容が良くても、デザインが良くないとそもそも内容を見てもらえません。これまでに解説した内容を生かすためにも、しっかりとデザインを検討してください。

  • ターゲットを明確にする
  • ポスティングの目的・伝えたい内容を決める
  • ターゲットに取ってほしい行動を決めて誘導する

ここでは、魅力的なポスティングチラシのデザインを考えるポイントを紹介します。


ターゲットを明確にする

ターゲットを具体的に定めることで、よりターゲットのニーズに合ったアプローチができると解説しましたが、それはチラシのデザインでも同じことです。年代や性別によって、読みやすいと感じる・興味を持つチラシデザインはそれぞれ異なります

例えば、高齢者向けのチラシなら文字を大きくして読みやすくする、子ども向けのチラシならポップで親しみやすい色合いやフォントにするなどです。このように、ターゲットによって選ぶべき本文内容やフォント、装飾が異なるので、まずはターゲットを明確にすることから始めましょう。


ポスティングの目的・伝えたい内容を決める

ポスティングチラシのデザインを検討するときは、配布することでどのような結果を得たいのか、どのような内容を伝えたいのかを先に決めることが大切です。具体的には、下記のような例が挙げられます。

チラシの事例

目的

伝えたい内容

飲食店の新規オープンのお知らせ

新規顧客の増加

おすすめメニュー・費用
店舗の場所・地図
期間限定クーポンが利用可能

化粧品の販促チラシ

キャンペーンのお知らせ

キャンペーン内容
化粧品を利用することによる効果
電話番号・サイトURL

実際にデザインの制作に入る前に、チラシで伝えたい内容を決めておきましょう。あまりにも内容が多いと文字量が多くなってしまうので、大きく分けて3つ程度になるように絞り込みます。


ターゲットに取ってほしい行動を決めて誘導する

ポスティングチラシを配布する目的、伝えたい内容を決めたら、その内容を元にターゲット層に取ってほしい行動を決めて誘導します。チラシはターゲットに見てもらうだけでなく、ターゲットにその先の行動を取ってもらわなければ意味がありません。

そのため、チラシのデザインの中に誘導先を作り、行動してもらえるように工夫するのです。先ほども少し解説しましたが、自社サイトのURL、QRコード、電話番号、住所、地図などを設置して、ターゲットの誘導先を明確にしましょう。


高い効果が得られるポスティングチラシを作成するコツ

チラシをまとめる手元

チラシのデザインを考えるときのポイントを把握したら、次は高い効果が得られるポスティングチラシを作成するコツを見ていきましょう。

チラシの基本は「ワンビジュアル、ワンメッセージ」です。ターゲットに与える印象は、デザインやキャッチコピーで大きく異なります。まずは一番伝えたい内容は何かを明確にして、どんなデザイン・キャッチコピーならその内容をより分かりやすく伝えられるのかを検討しましょう。

  • キャッチコピーは大きく目立つように記載する
  • 読み手の視線の動きを意識してデザインする
  • イメージがしやすいように写真を取り入れる
  • 分かりやすいようにイラストを掲載する

それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。

キャッチコピーは大きく目立つように記載する

キャッチコピーは大きいサイズで特に目立つように掲載するのが基本です。チラシの内容やサイズなどによっても変わりますが、紙面の3分の1以上を目安として考えると良いでしょう。

ポスティングチラシのデザインにおいて、キャッチコピーの配置は最重要項目です。そのキャッチが目に入って顧客に響くかどうかでその後が決定します。ターゲットはチラシを見て数秒で捨てるかどうかを判断するので、キャッチコピーが小さく情報量が多いと、どこを見れば良いのか分からず、興味を持たないまま捨てられてしまうでしょう。

基本はワンメッセージ・ワンビジュアルでシンプルなデザインで作成するように意識すると良いです。一つのメッセージだけを伝えることで、よりダイレクトに印象を与えられます。


読み手の視線の動きを意識してデザインする

記事のレイアウトを決めるときは、読み手の視線を重視しましょう。視線の流れには法則があり、読み手が快適にチラシの内容を読めるように誘導するために、法則に則りながらデザインするのが基本です。
例えば、横書きの場合には左上から右上、そして右上から左下へとZ字型に視線が動きます。縦書きの場合は右上から右下、右下から左上へとN字型に移動するのが一般的です。
ポスティングチラシの場合は横書きのレイアウトが多いので、Z字型レイアウトを取り入れると良いでしょう。視線の誘導をすることで、ターゲットに取ってほしい行動に誘導しやすくなるというメリットもあります。


イメージがしやすいように写真を取り入れる

チラシは文字だけでは情報が伝わりにくいので、宣伝したい内容をうまくPRできる、魅力的な写真を用意して取り入れましょう。例えば、新規オープンのお知らせのチラシなら店舗の写真、飲食店のチラシなら店内の様子が分かる写真や料理の写真など、目的や業種に合わせて選んでみてください。


分かりやすいようにイラストを掲載する

写真を入れる他の方法としては、イラストを掲載するのも有効です。イラストは写真と同様に視覚的な共感を与えるので、ターゲット層からの共感を得やすくなるでしょう。
具体的には、マッサージ店のチラシなら肩こりに悩む人のイラストを入れる、子ども向けのピアノ教室のチラシならピアノを弾く子どものイラストを入れるなどです。このように自分と同じ悩みを抱えている人のイラストがあると、ターゲットがイラストに自分を重ねて強く共感し、その後の行動につながりやすくなります。


ポスティングチラシに最適な紙のサイズ

紙のサイズ

ポスティングのチラシサイズを決める際にもっとも重要なポイントが、ポスト口に投函できるサイズになっているかです。一般的に、集合住宅や戸建てのポストの投函口はA4サイズまでが入る大きさになっています。
ポストに入れられる用紙の中で大きめなのがA4サイズ(210 × 297mm)とB5サイズ(182 × 257mm)なので、これらの用紙サイズを選ぶ事業者が多い傾向です。B5サイズは小さめなので保存しやすいというメリットがありますが、伝えたい情報が多い方はA4サイズを選ぶと良いでしょう。

A4よりも大きなサイズで配布をしたい場合は、折り加工をするなどの工夫をしてください。
また、ポストに入る大きさの範囲内で手に取ってもらいやすい形状で作成する事も効果的です。例えば、ビールの訴求を行う場合は、紙自体をビールの形にデザインする等です。


ポスティングチラシ作成にお悩みならエリアインテグレーションに相談

ポスティングを検討しているが、そもそもポスティングチラシをどのように作成すれば良いのか悩んでいるという方は、ぜひエリアインテグレーションにご相談ください。
エリアインテグレーションでは、エリアマーケティングの総合支援を行っています。エリア販促プロモーションのプランニングからポスティング広告の運用管理まで、エリアマーケティングに関わる業務を一括で対応できます。

チラシ制作は行っていませんが、高いクオリティを有しているチラシ制作会社の紹介が可能です。チラシ制作からポスティングまでまとめて相談したいという方は、ぜひエリアインテグレーションにお問い合わせください。


まとめ

ポスティングチラシは、ターゲットに興味を持ってもらえるように意識して作成しないと、そもそも内容を見てもらえません。チラシを一目見たターゲットに興味を持ってもらうためには、下記のような内容を記載することが大切です。

  • ターゲットにとってのメリット
  • 自社の独自性
  • ターゲットの行動につなげるための内容

その上で、キャッチコピーを大きく記載する、読み手の視線の動きを意識するなどのチラシ デザインのコツを取り入れていきましょう。
ターゲットに興味を持ってもらうチラシ作成に自信がない、ポスティングによる販促が初めてで不安を抱えているという事業者の方は、ぜひエリアインテグレーションにお問い合わせください。